当院の小児歯科トレーニングについて

小さい頃の怖い経験は、大人になってからもトラウマとして残ってしまいます。
現在、20~40代の保護者の方は歯医者での経験が、トラウマの1つになっている方も多いのではないでしょうか。

当院のお子様に対する治療コンセプトは、
「絶対に無理をせず、徐々に慣れてもらう。
最後には「楽しい場所」と思って予防に通ってもらう」
です。

そのために、当院は小児歯科トレーニングシステムを導入しております。

「すぐに治療してほしい」「一度にいっぱい治療してほしい」という保護者の方へ

お子様が初めて来院される時は、
ぶつけて歯が抜けているなどの緊急時以外はすぐに治療をしません。

じっくりとお話し、「診療台に座る」「器具を触ってもらう」などの練習だけの時間を設けています。
とにかく歯医者さんの雰囲気に慣れてもらうことが当院の基本方針です。

せっかく来たのだから・・・
来れる時間があまりないので・・

といった保護者の方の気持ちはわかります。

ですが、少々きつい言い方になりますが
他の病気とは違い、虫歯に関してはお子様が虫歯になったのはお子様ではなく保護者の方の責任です。
(もちろん、悪いのは「虫歯菌」です)

怖がるお子様の意志を無関係に
保護者の方が「早く治療を」「一回でいっぱい治して」と言うのは違和感を感じてしまいます。

幼いころを思い出して欲しいのですが、
歯医者さんに楽しみながら通った方はほとんどいないのではないでしょうか?

会話もそこそこに、マスクで顔を隠した大人に
いきなり痛いことをされたら、どんな人でも「歯医者さん=恐いところ」というイメージが植え付けられてしまいます。

ましてやお子様には想像力が豊かなのでなおさらです。

幼い頃はしぶしぶお子さんも連れられてきますが
少し大きくなってきたら、歯科医院に行くかどうかは本人次第です。

歯医者にマイナスのイメージをもったままでは、
耐えられない程の痛みを伴って初めて足を運ぶようになってしまいます。

悪くなってから行くのではなく、
悪くなる前に予防していくことで、一生自分の歯で会話や食事を楽しむこともできるようになるのです。

お子さんが歯医者嫌いになるならないは、
保護者の方のご理解と歯科医院の最初のイメージが左右するとも言えます。

治療も可能な限り痛くなく行い、
「歯医者=怖い」にならないように頑張っておりますのでご理解をお願いいたします。

小児歯科 トレーニング

一人で座れるかどうかといったことからスタートしていきます。

・かぜさんできたかな?
・おみずさんできたかな?
・コトコトさんできたかな?

といったように一つずつクリアしていきます。

初日に全部できる子もいますし、
半分できたけど、後半は難しいといった子もいます。

全部できた子は「できた!」と自信をもって診療室から帰ります。
次回からはトレーニングと同じ器具を使いながら治療が始まります。

全部できなかった子も「ここまでできたね」と必ず褒めます。
次回からはできなかったところをもう一度トレーニングします。

ここで大事なことは
全部できた子はもちろん、できなかったところがある子も
私たちも必ず褒めますので、保護者の方も出来たことを褒めてあげてください。

ここで出来なかったところを責めたり、
過剰に「次は頑張るんだよ」と言ってしまうと逆に2回目以降に出来ることも出来なくなるケースもあります。

大事なことは
お子様が嫌な思いをせずに楽しくトレーニングを終わり、次回も楽しく通ってくれることです。

嫌々、治療をしてしまうと
治療が終わった後にお子様も嫌なところには行きたくありません。

嫌なところにいかない → 予防歯科もしない → 虫歯になる → また何回も嫌々通う

楽しく通ってきちんと予防歯科をしている子が
一番歯医者への来院回数が少ない理由はそういった理由です。

お子様が楽しく通うことで
忙しい保護者の方も逆に連れてくることが楽になる

そんなゴールを目指してトレーニングから始めています。

ご予約の際に
「はじめてなのでトレーニング」とお電話で言っていただければ
その日にお子様に嫌なことは何も待っていません。

「今日は練習だよ」と伝えて、お気軽な気持ちでご来院ください。